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■キャラ
主人公(崇笹丸)
ＣＶの水島大ｙ(ごほんごほん)木島宇太さんのツッコミが光ってますｗ
(特に、自分の薄毛を気にしているようで、髪の話題になると異常なまでの反応を示します)
propellerは主人公にも声を当ててくれるのが良いですよね。
主人公も物語の一人なんだという感じがして人間味が感じられます。

与神ひよ
『いつ空』でいう所のふたみポジションですね。献身的な嫁キャラ。
「旦那様」という呼称は、ふたみの『お主人ちゃん』を思い起こさせます。
ＣＶの青山ゆかりさんは、お嬢様、ツンデレ役が定着していますが、個人的に『マジこい』のわんこみたいな元気キャラの方が好き。
あと、ロリひよの舌っ足らずは問答無用で萌えますｗｗ

アララギ(本名：夢乃蘭)
ＣＶの有栖川みやびさんには最近ハマってますｗ
77でもオドオドした演技が冴えてましたし、今回も非常に可愛いです。
おっさん属性ということですが、そのおっさんっぽさの表現が今一つだったかと。
もっとおっさんっぽさを強調したエピソードがもう少し欲しかったところです。

樫春告
一見クールで実はエロス大王というギャップが良かったですね。
実は結構初心な所もさらにギャップ萌えでした。
中の人は、言わずと知れたあの人ですｗ

若
何と言っても＜みるくちー＞
彼女のミルクティーに対する執着は半端無いです。
ＣＶは真中海さん…というか、風音様(笑)
風音様はハイテンションなキャラが多いですが、個人的には低めの落ち着いた声の方が好きです。
その点、今回の若はツボでしたｗ

青姉妹(本名：肆則のりか・きよ)
妹はどうしても好きになれませんでしたが、デレた時の姉の破壊力は抜群でした。
話が進むにつれて可愛くなっていくｗ
笹丸とのデートシーンは必見です！

■シナリオ
自分に自信が無く劣等感を抱く主人公
献身的な嫁タイプのメインヒロイン
ヒロインと二人三脚の努力
外界から隔絶された舞台設定
和の世界観
家同士の確執
漢字を主体としたファンタジー要素
何よりこの『きっと、澄みわたる、朝色よりも』というタイトル

あれ？こんな作品どこか見た気が・・・

調べてみたら、ライターが『いつか、届く、あの空に。』と同じ人だということで納得。


このライターさんの書く文章は、その他のエロゲと比べて少し難解で、回りくどい。
それが作品の雰囲気を形作る重要な要素になっているのですが、人によっては合う合わないがあると思います。個人的には全然有り、むしろ久しぶりにこのような読ませるテキストに出会ったと、テンション上がりました。
本筋から脱線することが多々あるのですが、これも人を選びますね。個人的にはＯＫでした。
雑学的知識とか豆知識みたいなのが好きな人は楽しめると思いますよ。

話のメインは『人間の悪意』『善と悪』『偽善』といったものです。
何も分からず舞台に投げ込まれるも、物語の進行とともに少しずつ謎が明らかになっていくという物語構成。
自然と先の展開が気になりますし、理解した時のカタルシスもあります。
通常、多くのエロゲで使われている＜幼馴染との再会＞とは一線を画した展開も大きな魅力でした。

なんだかんだで、ラスト手前では号泣｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡
最近涙腺がホント弱くなって…

■Ｈシーン
総Ｈシーン数3(笑)
はっきり言って、この作品にエロを期待すべきではありません。
あえて言うなら、笹丸の朝立ちを3ヒロインが発見して、ひよがそれを鎮める為に朝の御奉仕。他の2人が赤くなりつつ観察してるってシーンがよかった。
Ｈシーンじゃないけど、アララギが雷にビビって失禁する所もおすすめｗ

■音楽
WHITE-LIPS(樋口秀樹)の音楽も素晴らしいです。
WHITE-LIPSと言えば、私の中で『もしも明日が晴れならば』なんですが、今回も良い仕事してくれました。
そういえば『そして明日の世界より―』もWHITE-LIPSでしたね。名作には名曲が付きものです。

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個人的にこのライターは『恋愛』より『絆』。『恋人』より『家族』を描くライターだと思います。
久しぶりに実のあるエロゲをプレイさせて頂きました。
propellerと朱門優氏の次回作にも期待ｗ

シナリオ：8
CG：7
音楽：9
キャラ：7
エロ：1
システム：6

総評：75点

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